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皮むき間伐ツアー@くりこま 【2011.4.29~5.1】~その1~  2011.5.17  2011.5.17

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皮むき間伐ツアー@くりこま 【2011.4.29~5.1】~その1~

3.11東北地方太平洋沖地震が起こり、宮城県栗駒は最も震度の高かった地域のひとつでした。

今回の皮むき間伐ツアーも被災地に「ツアー」といって、林業体験に行ってもよいものなのかどうか。よく言う‘不謹慎’になるのではないか。何より、栗駒にとって迷惑になるのではないか?と思い、企画運営サイドとしては、今回ツアーを開催するかどうか、なかなか決断できないでいました。

そんな中、今回のツアー開催を決定付けたのは、栗駒木材の大場さんの一言でした。

「こんなときこそ、東京の人に来てもらって、元気になりたいですよ~」※大場さん独特の言い回しで。

というわけで、ツアー開催がいとも簡単に決定!

震災の影響で、キャンセルも多く出たのですが、震災を機に興味を持ったという方も多く、総勢70名強というかつてない大所帯で、今回のツアーに臨むことになりました!

2泊3日、宮城県栗駒に、全国各地から幅広い年齢層、ボキャブラリーに富んだ肩書きの方々に参加していただきました。

ツアーの工程は、森から木材へ、その工程を実感していただけるよう、3日間で皮むき間伐→伐採→製材と順を追って体験していただきました。

思い出すだけで、心躍る楽しいツアーを、振り返ってみましょうか!

【1日目】

29日、僕たちスタッフのうち3名は、食事の下ごしらえなどをするために、前日から栗駒に入り、70名の参加者の到着を今か今かと待っていました。

前日までツアーの準備などをしていて、まったく実感がなかったのですが、ふと毎年楽しみにしていたあの時期のことが頭をよぎりました。

・・・ゴールデン・・・ゴールデン・・・ゴールデン・・・レトリバー?

そう、出発の29日はゴールデンウィークの初日だったのです!

東北へ向かう道は大渋滞。

朝6時45分に東京駅を出発して、着いたのは夕方5時半。

皆さんバスでの長旅、本当にお疲れでした。

バスの中では、天然住宅の共同代表で、原発事故依頼、全国各地で講演をし、自称「時の人」となっている田中優による‘原発と自然エネルギー’の講演が行われました。

よくテレビで見る ‘直ちに影響は・・・’とかいう歯切れの悪い専門家とは違う、わかりやすい原発の話と、何より、未来に希望を持てるエネルギーの話で、各地で大好評の講演なのです。

また、バスの中では、キャラクターの濃さと多様性でお馴染みの‘自己紹介’が行われ、現地に着く前に、すでに多くの出会いがあったようです。

とはいえ、長旅。

着いて早々に温泉に入り(栗駒は川渡温泉、鳴門温泉など有数の温泉地なのです!)、疲れもあってか、食はすすみました。

1日目のBBQで、予想よりも1,5倍くらいの食料を消費!

エコロジーマネジメントの斉木さんより、合鴨農法のお米100キロの差し入れをいただいたおかげで、お米には困りませんでした。ありがとうございます。

《参考》

○茨城アイガモ水田トラスト・・・完全無農薬のお米作りを体験&支援し、自宅にお届けできます♪

http://www5e.biglobe.ne.jp/~daizu/aigamo/

○田宮農園さん・・・5/21に田植えイベントもあるそうです♪

http://www5e.biglobe.ne.jp/~daizu/2011taue.htm

他にもお米、梅干、たけのこ、ワインなどたくさんの差し入れをいただきました。

ありがとうございました!

予想以上に用意していた食事のなくなりが早かったのですが、食事が少なくなると、参加者の皆さん自ら、鉄板で冷たくなったご飯を焼き飯にしたり、たけのこを煮たり、各々工夫してご飯を作り始めました!しかもどれもおいしい。

気づけば、品目は2倍くらいに増えていました!笑

恐るべきサバイバル能力!これぞ、生きる力。かっこいい人たちです。

何より、皆さん何の文句も言わず、主体的に、ご飯を楽しんでくれていました。

スタッフとしては、感謝感謝です。

BBQも一段落したところで、交流会です。

まず、はじめに優さんによる‘森の話’です。最近は原発の話ばかりでしたが、この森の話もまた面白い!

 

参加者の中には地元で、林業や農業をしている方も多く、うんうんとうなづいたり、「そうだそうだ!」と合いの手を打ったりと、一体感のある講演会になりました。笑

その後、大場さんによる栗駒木材、栗駒山の話。

 

「明日、皆さんが間伐する山は、100年後に有効な森になる山です。100年後は皆さん、生きていませんよね?だから、100年後を思い浮かべながら森に入ってくださいね。」

そんな思いで、栗駒の人たちは、林業をしています。

今栗駒には、那須高原から子牛が疎開してきています。

最初、大場さんは林業しかやっていないので、牛の世話なんてできるのか心配だったそうですが、手間はそんなにかからないそう。また、子牛は下草を食べてくれるので、毎年苦悩している下草刈りの手間がむしろ省けるそうです。

「皆さん、明日はベイビーちゃんに会えますよ!」

大場さんはじめ、栗駒の方たちは、子牛を「ベイビーちゃん」と呼んでいます。笑

夜に、天然住宅の代表、相根もかけつけ、今進めている東北支援のプロジェクト「仮設じゃない復興住宅」についての説明をしてくれました。

今、国が建てようとしているのは、安価で建てて2年で壊す‘仮設’ 住宅です。接着剤による化学物質の影響や、結露・カビなどによる体調の悪化などの懸念があります。何よりも問題なのが、仮設住宅は国から大手ハウスメーカーに発注され、工事にかかる人手に関しても、東京のハローワークで募集するなど、地域復興に全く寄与しない仕組みになっています。

そこで今回のプロジェクトでは、2年で壊すのではなく、一生住めて、増築も移築もできる、安心安全な天然住宅仕様の‘仮設じゃない’復興住宅を被災地に建て、広めたいと考えています。

同時に、木材は被災地である栗駒から国産の木材を使い、地域のNPOなどの団体に運営を任せ、地域の大工に技術を伝えて、建てられるような仕組みを作ります。

また、その住宅に住む方の負担も軽減できるよう、天然住宅バンクからの補助で無理なく、住宅費用を返済してもらう仕組みも用意し、15年後には自分の家にできるものを考えています。

相根さんの話の後、

優さんと一緒に各地を講演して回っている、「ゆーちゃんまーちゃんでお馴染みの!」まーちゃんが「祈りの歌」「夢咲きほこれ」を歌ってくれました。

皆目をつぶり、森を思いながら歌を聴きました。

 

今回、まーちゃんは、優さんに誘われて、忙しいスケジュールの合間を縫って、急遽駆けつけてくれました!

本当にありがとうございます。

終わったのが22時30分くらい。さすがに皆さんお疲れなので、そろそろ就寝です。

就寝していない方も少々、いや多数。

緩やかに夜が更けていきます・・・(2日目へつづく)